SB法いかがですか?「ロードバイクポジション」
ロードバイクはフィールが大事
6kgを切る軽量ロードや薄型のエアロロードだっていくら性能が素晴らしくてもポジションやサイズが合ってなければ速くは走れません。
短距離ならまだしもロングライドだと体が必ず悲鳴をあげます。
それに個人的な意見なのですがロードバイクは速さや軽さよりもフィールが命だと思っています。
めちゃくちゃ速くても体のどこかが痛むと萎えますよね。
それに
良いフィール=速さ
だと考えています。(例外あり)
フィールが良ければ良いほど楽しく走れます(実体験)
しかしポジション沼は深く永遠に出れないものです。
まぁポジションに正解は無いと色んな人が言ってますしね。
ポジションの基本はサドルから
これは聞いたことある人も多いでしょう。
サドル高は割と直ぐに出せるポジションだと思います。
有名なのはペダルを下死点に持ってきてかかとが付くぐらいとか股下長×0.885など。
そして難しいのがリーチです。
サドル先端からブラケットまでのリーチ。
ここはかなり重要です。なんせポジション変更にお金がかなりかかりますから。
それこそ1~3万のステムを買って合わなかった、なんてことは避けたい。でも正しい長さが分からない。
そんな時に使えるのがSB法です。
SB法はサドル先端からブラケットまでの適正距離を調べる方法です。これを使いステム長やハンドルリーチ、フレームサイズを探していきます。
SB法のやり方
①サドル高を調べる
サドル高は「股下×0.885」で調べることが出来ます。
股下は壁に体をくっ付け股間に辞書などを挟み壁に印をつけメジャーで長さを測ります。
②基本係数を調べる
サドル高÷身長を計算して基本係数をしらべます。
例 730÷1750=0.417 → 基本係数0.94
③基本係数を調整する
この時点でリーチは分かるんですけど長すぎる場合があるので調整していきます。
・手の長さ
壁に背中を付けて腕から手を地面と平行にします。そして左右先端からメジャーで長さを測ります。
身長に対し+3cm以上は基本係数×1.02
逆に3cm以上短い場合は0.98をかけます。
0.98~1.02をかけます。
例 身長1750 手の長さ1740 →基本係数0.99
・自身のレベルと柔軟性
始めたてなら0.98。慣れているなら1.02。てな感じで基本係数を調べます。
(初心者だけど柔らかいよって人は1.00ぐらい)
・年齢
40歳以上なら0.98。40歳未満なら1.00
・走る目的、用途
ゆっくり楽に→0.98
ロングライド→1.00
レース→1.02
これは自転車の性質や自身の走り方と相談して決めましょう。もちろん間の係数をかけるのもありです。例えばロングライドメインだけどたまにレースに出るなら1.01とか。
④調整した基本係数を調べる
(基本係数)×(手の長さ)×(レベル)×(年齢)×(目的)
=(調整した基本係数)
これで最適な基本係数がわかります。
⑤調整した基本係数でSB値を調べる
④で調べた基本係数をサドル高とかけます。
例 730×0.9234=674mm←サドル先端からブラケットまでの距離。
これで最適なリーチが分かります。
まとめ
いかがでしたか?自分に合う長さのステムやフレームを見つける事が出来ましたか?
ポジションの結果は距離やライドの時間が長いほど影響してきます。ポジションを変えたら50km以上走って体に異変が無いか確認してみてください。
フィールが良くなるとこれまで以上に自転車が楽しくなりますよ!