エアロフォームを極める
ロードバイクで空気抵抗を減らすって聞くと何を思いつきますか?
エアロフレームにする?それともディープホイールを付ける?
間違っていないですけどロードバイク自体の空気抵抗って全体の1~3割ぐらいなんですね。
ほとんどの抵抗を人間が受けているんですね。
そして平坦や下りでスピードを出す時自然とエアロフォームになりますよね。
今回はエアロフォームについて考えていきます。
目次
エアロフォームをとるために
エアロフォームって体をめいいっぱい曲げるので体の柔軟性が不可欠です。
関節や首などの柔軟性を上げるために普段からストレッチをしましょう。
そして長時間エアロフォームをとるには筋肉持久力が必須です。
エアロフォームをとっていてキツくなる部分と言えば上腕三頭筋、背中の筋肉です。
TTの選手などを見てみると胴体が太い選手が多いですよね。
小さいを味方に
ロードバイクって高身長のひとが有利ってよく聞きます。筋肉の量が多くて体がしなりやすいなど利点がたくさんあるからかな?
しかし低身長でも勝てるところがあります。
体重?違う違う(そうだけど)
体の面積です。
高身長がキツいエアロフォームをとっても低身長はリラックスした状態で後ろを走れるんですね。
さらに低身長が前の時でも後ろの高身長はスリップストリームの恩恵を受けにくい。
低身長こそエアロフォームをしっかり練習すべきなんです。
3つのエアロフォーム
-
Lv1
ブラケットポジションから肘を曲げたやつです。これはほとんどの人がやっているフォームでしょう
しかし前から見たら分かるように手を平にして肘をステムに近づけています。
横の面積は減らせますが縦の面積があまり減らないので無風や追い風の時に有効です。
ハンドルの幅が狭いとやりやすいけどバーテープを真ん中まで巻いていないと振動で痛くなってきます。
-
Lv2
下ハンを持って頭を下げたフォームです。
腕が下にいくので頭をかなり下げれます。
ブラケットの付け根あたりをしっかり握ることが大切になります。
さっきのフォームと比べると縦の面積が減り横の面積が増えました。
しかし、お腹に当たる風を減らせるのでかなり速く走れます。
使う場面としては人の後ろに着く時も空気抵抗を減らしたい時やブレーキを使い速度を調整する時に使います。
-
Lv3
さっきの上ハンドル版です。
縦横の面積を極限まで減らしたフォームです。
スーパータックが禁止された後のレースの下りでよく見られるようになりましたね。
これはブレーキがかけられないので逃げる場面や前を引く時に後ろを休ませたくない時に使えます(嫌われる)
顎を手の上に置く位まで頭を下げましょう。
エアロフォーム全体に言えることですがしっかり前乗りをしましょう。出来るだけサドルの先端に座るんです。前乗りのパワーとエアロフォームを組み合わせればかなり速く走れます。
空気抵抗を減らす装備・パーツ
体と自転車の前側をエアロにすればかなり効果が出てきます。
例えば
- フレーム
- ホイール
- ハンドル
- ヘルメット
- サイクルウェア
この点はかなり効果が出ます。
とくにサイクルウェアはしっかり体にフィットするものがいいでしょう。
効果は感じにくいかも知れませんが1wでも減らしたいという方はすね毛処理、シューズカバーなども試して欲しいです。
空気抵抗に関する情報は下のブログにかなり詳しく書かれているのでチェックしてみてください。(参考にさせていただきました)