【またか】フロントシングルの良さなどを語らせてくれ
いや〜最近増えてきましたね〜フロントシングル。
2023ツール・ド・フランス優勝のヴィンゲゴーや同じチームメイトのワウトもフロントシングルを使用するシーンがありました。
他にもリドルトレックのメンバーも平坦ステージにて56Tを使っている選手がいました。
そういえばフロントシングルってスラムを使っているチームしかしていないような
おっと誰かが来たようだ
プロだけでなく周りの一般サイクリストの方々もフロントシングルを選ぶ人が増えてきていると思います。
今回はそんなフロントシングルを語るブログになっております。
触る上でのメリット
触る(メンテナンス)についてはそもそもフロントディレーラーが存在しないので変速調整は不要になります。
Di2ならまだしも紐式ですとワイヤーの伸びなどもあるのでそういうところはフロントシングルの最大の強みと言えるでしょう。
そして何より掃除がしやすい。
洗車終わりの自転車を見てみるとbb周りやディレーラーの裏側、インナーが結構汚れが落ちきっていない場合があります。
まぁエアロタイプのチェーンリングであればフロントシングルでもかなり洗いにくいですが変速機が無くなりギア板1枚になるだけでめちゃくちゃ手入れしやすいです。
それこそ一度に何台も洗車、メンテナンスをしなくてはならないプロチームのメカニックにとっては時短になりますしイレギュラーが発生しにくいという所でメリットだと考えられます。
一般の人も自分でメンテナンスする場合かなり楽に感じると思います。
走る上でのメリット
メンテナンスが楽なのは良いけど実際乗ると不便なんじゃないの?って思う方がいるかもしれませんが、ぜんぜんそんな事ないです。
自分の走り方、走る場所、脚力に合わせたギア比を選べばとても快適です。
変速不要 インナーアウター迷うことなく
走ってると、ここはインナーかな?いやアウターか…っていう場面あると思うんですよ(え、無い?いいから聞けって)。
フロントシングルの場合はそういう概念がそもそも無いので迷わず走れます。
また変速時のラグが無いので常に踏んで回して走ることが出来ます。
チェーン落ちのリスク低減
フロントシングルの場合はナローワイドという形状のチェーンリングを使用します。太い歯と細い歯が交互にチェーンに噛み合う事で外れることが無くなります。
実際僕もフロントシングルにしてからチェーン落ちは一度も起こったことがありません。
そもそもマウンテンバイクから生まれた技術なのでロードバイクの走行程度では落ちることは無いでしょう。
超絶加速で引き離す
アタックを仕掛ける時にフロント変速をしないので音で相手にアタックが気づかれないというメリットもあります。
特に登りではそのままのギアで加速できるので疲れてきている相手には効果絶大です。これは気持ちいいですよ。
ギア比の選び方
個人的にはできるだけ大きいチェーンリングを選ぶことをおすすめしています。
普段そんなに飛ばさないし山も時々という方はフロント44~48tぐらいにして後ろのスプロケットを11-32ぐらいのものにすると良いでしょう。
平坦や登りをバランスよく走れるギア比です。
逆に平坦や登りなど速くオールラウンドに走りたいという競技志向の方はフロント50~54でスプロケットを11-34とかが良いですね。欲を言えば11-36があれば安心ですがなかなか無いんですよね😅
スプロケットが11-32ですと普段は50tでオールラウンドに。登りメインのライドでは46t。平坦基調では54t。という使い方もいいと思います。(え?そんなことするなら変速機がある方がいい?うるせぇよ黙れよ変速機なんかねぇよ)
まぁそもそも平坦も登りも走れるように作られたのがフロント変速ですからね😭
僕としてはデメリット以上にメリットが強いと思うから使ってます。
皆さんもフロントシングル試してみてはどうでしょう